【ハーブ種子】フェンネル ハーブ 種(サカタのタネ) 【特長】 株元が肥大するフローレンスフェンネルです。「魚のハーブ」と呼ばれ魚介類を使った料理との相性がよく、世界中で利用されています。葉は風味づけ、肥大した株元はサラダ、タネは薬味・ハーブティー・菓子に利用できます。 【栽培環境】 原産地はヨーロッパ、地中海沿岸、西アジアで、草丈100cm以上にも達する大型の耐寒性1〜2年草です。日当りのよい環境で、有機質に富み乾きすぎない土壌が適します。植えつけ前に、1当たり苦土石灰120g、完熟堆肥3kg、有機配合肥料100gを施して、深く耕しておきます。 【タネまき〜植えつけ】 タネのまき時期は、暖かい地域は3〜5月または9〜10月、寒い地域では4〜7月です。発芽適温(地温)は20℃前後、発芽までの日数は5〜10日です。植え替えを嫌うので、畑に直まきします。うね間80cm、株間30cmで、8〜10粒ずつ点まきします。発芽したら葉元の太りのよい苗を残して間引き、本葉5〜6枚で1本にします。畑の準備ができていなかったり、コンテナ栽培の場合はポットまきをします。9cmポットにタネを5〜6粒まき、本葉3枚のころに間引いて1本にします。生育適温は15〜20℃です。ポットに根がよく伸びたころに、土を落とさないように抜いて畑に植えつけます。コンテナ栽培は、野菜栽培用の深く大きいものを使用します。 【管理のポイント】 植えつけ時と春先に、良質の堆肥を十分施すことが、栽培のポイントです。タネまきから1か月後からは生育を見ながら追肥をします。花芽が伸び始めると倒れやすくなるので、早めに支柱を立てます。株元(葉柄部)が膨らんできたら土をかけると、やわらかくみずみずしい軟白茎となります。7月ごろに傘状の美しい小さな黄花を咲かせます。冬は生長しませんが、温暖な平坦地では緑葉がついたまま、わい化して越冬します。寒地では地上部は枯れます。適した環境ではこぼれダネからもよく芽が出て、あまり手をかけなくてもよく育ちます。ディルとは交雑しやすいので、タネをとる場合は近くに植えないようにします。 【病害虫・生理障害】 日当たりのよいところならば丈夫に育ち、病害虫の発生は少ないですが、夏〜秋にアゲハの幼虫が葉を食害することがあります。見つけしだい捕殺して、被害を押えます。 【楽しみ方など】 葉と肥大した株元、そしてタネを利用するハーブです。葉には強い香りがあり、春から秋まで長く収穫できます。草丈20cm以上になってから摘みとります。株元が肥大してきたら土寄せをして倒伏を防ぎ、みずみずしい軟白茎を収穫します。タネとりは、夏の花後に花茎が色づいたら茎ごと切りとり、陰干ししてからとり分けます。 【栽培歴】 ※時期によっては取り扱いのない場合があります。 メーカー品切れの場合は、おってご連絡いたします。ご了承くださいませ。ハーブ 種 家庭菜園向け 【栽培のしやすさ】★ (初級者向))