屋久杉原生林の保護をめぐって 柴鐵生 五曜書房 星雲社アノ ジュウネン オ カタル シバ,テッセイ 発行年月:2007年07月 ページ数:204p サイズ:単行本 ISBN:9784434108334 柴鐵生(シバテッセイ) 昭和18年3月、屋久島の永田に生まれる。鹿児島県立屋久島高校を卒業して上京。中央大学、法政大学に入学するもいずれも中退。東京オリンピック、全共闘時代の八年間、東京で学生風の生活を経験する。昭和40年、屋久島高校の先輩、同級生等と「屋久の子会」を結成。縄文杉の発表を契機とする屋久杉保護運動に関わる中で、屋久島の側に立った議論がないことに疑問を持ち、昭和45年4月、屋久島へ帰る。昭和47年9月、兵頭昌明さんを始めとする友人数人と「屋久島を守る会」を結成。以後十年間、屋久島原生林の保護活動に没頭。昭和46年から二十八年間、上屋久町議会議員をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 屋久島の森の世界に戻ろうー豊穣な精神風土、嶽詣の復活を目指して/第2部 屋久島の観光と環境/第3部 あの十年を語るー「屋久島を守る会」の活動を中心に(屋久島の原生林を残せ!/町議選初立候補の頃/屋久島の林政と保護政策/中央公民館での公開討論会の頃まで/葛藤の時代、人との出会い/土石流災害と石油備蓄基地 ほか) 300年、500年の後、もう一度瀬切の道を歩き森の中に佇みたい。最大の受難だと断じた伐採跡は驚くばかりの人工の美林を形造り、樹齢数千年の屋久杉を宿す原生林とコントラストを為して屋久島の森の豊かさを弥が上にも謳い上げている筈だから。屋久島の豊かな自然と精神風土を守るために徒手空拳で闘った10年間の軌跡。 本 ビジネス・経済・就職 産業 林業・水産業