著者遠藤光太(著)出版社創元社発売日2022年07月ISBN9784422930954ページ数253Pキーワード子育て しつけ ぼくわしなないこそだておするはつたつ ボクワシナナイコソダテオスルハツタツ えんどう こうた エンドウ コウタ9784422930954内容紹介*********【推薦します】◆本田秀夫 氏(精神科医・信州大学医学部教授)納得できる生き方は、自分を知るところから始まる。発達障害があるとわかったことが大きな転機となり、前向きに人生を歩んでいくことができた著者の実体験は、生きづらさに悩む多くの人たちに希望を示すだろう。◆山崎ナオコーラ 氏(作家)「あ、これは私のことだ!」と思いました。特性のある人、特性のある人と関わっている人、育児中の人、育児はしない人、色々な人が「あ、私のことが書いてある!書いてくれてありがとう!」と思うんじゃないかな。*********「仕事終わりに妻と待ち合わせをし、並んで帰路を歩きながら、僕は缶ビールを開けた。蒸し暑い夜に、妻は静かに涙を流し始めた。妊婦はビールを飲めない。」23歳で結婚し、父になり、鬱になって離婚しかけたり自殺しかけたりしてから発覚した〈発達障害〉。一言で表せば「苦闘」の20代。けれど「未来は大丈夫だ」と信じようとした。「なんとか生き延びてこられたんだから−−」NHK「ハートネットTV」への出演や「ハフポスト」「withnews」などで活躍する、平成元年生まれの人気ライターによる、発達障害当事者・育児ドキュメンタリー。「死にたいぐらい辛くなってしまう領域が存在することを、僕は知っている。」【本書に登場する資料】バカの壁(養老孟司)イクメンじゃない「父親の子育て」(巽真理子)心が雨漏りする日には(中島らも)自閉症スペクトラム(本田秀夫)空白を満たしなさい(平野啓一郎)旦那さんはアスペルガー(野波ツナ)言葉を失ったあとで(上間陽子)生活者の平成30年史(博報堂)「待つ」ということ(鷲田清一)弱いロボット(岡田美智男)結婚不要社会(山田昌弘)マネジメント(P・F・ドラッカー)家族と国家は共謀する(信田さよ子)ディスタンクシオン(P・ブルデュー)手の倫理(伊藤亜紗)職業としての小説家(村上春樹)火花(又吉直樹)※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次小さな産院の薄暗い待合室で食べたメロンパン/「自然」としての娘を迎える/楽しい仕事と鬱/「もっと休んでほしかった」と妻は言った/「死にたい」と言えずに/「普通」でいなければ、崖から急に落とされる/発達障害を知ってゾッとする/障害者雇用という働き方/家族と発達障害/強かった妻の心が折れた/当事者との出会い、父のこと/平成元年生まれの苦闘/家族をリノベ?ション/コロナ禍と小学一年生の子育て/母の自立とトランスフォームする家族/死なない子育て/「平らな場所」にやってきた存在/発達障害とパパになる