出荷目安の詳細はこちら商品説明武満徹 エッセイ選 ─言葉の海へ武満徹著小沼純一編集その世界に耳を澄ます稀代の作曲家が遺した珠玉の言葉。作曲秘話、評論、文化論など幅広いジャンルを網羅したオリジナル編集。武満の創造の深遠を窺える一冊。シリーズ:ちくま学芸文庫文庫判 480ページ武満徹(タケミツ トオル)1930年、東京生まれ、1996年逝去。1957年に作曲した《弦楽のためのレクイエム》がストラヴィンスキーに称賛されて以来、常に現代作曲界の第一線で活動を続け、その作品は現在も世界中で演奏されている。また映画等、幅広い分野で活躍。著作も多く『武満徹著作集』(新潮社)、『武満徹全集』(小学館)などがある。小沼純一(コヌマ ジュンイチ)1959年、東京生まれ。早稲田大学文学学術院教授。主な著作に『武満徹 その音楽地図』(PHP研究所)、『サウンド・エシックス』(平凡社)、『武満徹 音・ことば・イメージ』『魅せられた身体』(青土社)。稀代の作曲家は音楽だけでなく、出色の著作も数多く遺した。その中から62篇を厳選し、一冊にまとめた文庫オリジナル編集版。名曲『ノヴェンバー・ステップス』誕生秘話などの自作品の解説や、彼が愛した音楽・映画の評論、日々の随想、そして自作の小説等々、武満の関心の幅広さが窺われる。また音楽や人間を慈しむ彼の姿が、つづられた数々の言葉から垣間見られる。巻末に、現在の武満作品琵琶奏者である中村鶴城と編者との対談を収録。実演する立場から武満音楽の真髄を紹介する。目次:音楽、土地と方位音楽、個と普遍音と言葉と日常から映画/音楽フィクションの