[農薬情報]:■農業用水稲除草剤■農薬登録:第22372号■毒性:普通物[有効成分]:ダイムロン 10.0%、ペノキススラム 0.6%[特長]:■ペノキススラムは、スルホンアミド系の除草剤で、雑草の根部、茎葉基部から吸収され分岐鎖アミノ酸の生成を阻害し枯死させます。■ダイムロンは、根の細胞分裂・細胞伸長阻害により、雑草の生育を抑制枯死させます。また、ダイムロンの配合により、不良環境下でも比較的安全に使用することができます。■水稲用中後期除草剤です。初期剤・一発剤との体系でご使用ください。■湛水処理ができますので、処理時に田面水を落とす必要がありません。■高葉齢(5葉期)のノビエにも高い効果があります。[対象作物]:移植水稲、直播水稲[対象害虫]:該当なし[適用雑草名]:水田一年生雑草、マツバイ、ホタルイ、ウリカワ、ミズガヤツリ、ヘラオモダカ、クログワイ、オモダカ、コウキヤガラ、セリ、ヒルムシロ、シズイ[使用時期]:(移植水稲)移植後15日(稲4葉期以降)ーノビエ5葉期 但し収穫60日前まで(直播水稲)稲3葉期ーノビエ5葉期 但し収穫60日前まで[上手な使い方]:■初期除草剤との体系で使用してください。■散布に当たっては、水の出入りを止めて湛水状態で均一に散布してください。散布後は、少なくとも3日間は入水せずそのままの状態を保ってください。■散布時の水深は3cm程度をお勧めします。■散布適期を越えると効果が劣るので、時期を失しないように散布してください。(地域によって雑草の葉令が違いますので、ノビエは「適用雑草及び使用方法」、多年生雑草は「使用上の注意」を参照してください。)[注意事項]:■使用量に合わせ秤量し、使い切ってください。■多年生雑草は生育段階によって効果にふれが出るので、必ず適期に散布するように注意してください。 ・ ホタルイは、移植水稲で5葉期まで、直播水稲で4葉期まで ・ ミズガヤツリは、移植水稲で5葉期まで、直播水稲で3葉期まで ・ ウリカワは、移植水稲で6葉期まで、直播水稲で3葉期まで ・ヘラオモダカは、4葉期まで ・ クログワイは、草丈30cmまで ・オモダカは、草丈30cm(発生盛期ー矢じり葉抽出期)まで ・コウキヤガラは、草丈15cmまで ・ ヒルムシロは、移植水稲で生育期まで、直播水稲で発生期まで ・セリは、移植水稲で生育期まで、直播水稲で再生前ー再生始期まで ・シズイは、草丈10cmまで■クログワイ、オモダカ、コウキヤガラ、シズイは、必要に応じて有効な前処理剤と組み合わせて使用してください。また、クログワイ、オモダカに有効な前処理剤と組み合わせて連年施用することにより、さらに効果が向上します。■苗の植付けが均一となるように代かきを丁寧に行ってください。未熟有機物を施用した場合は、特に丁寧に行ってください。■散布に当たっては、水深3ー5cmの湛水状態で田面に均一に散布してください。水の出入りを止めて、少なくとも3ー5日間はそのままの湛水状態を保ち、田面を露出させないよう注意してください。散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。また、止水期間中の入水は静かに行ってください。■本剤を無人航空機による散布で使用する場合は、次の注意を守ってください。 ・散布は散布機種の散布基準に従って実施してください。 ・散布に当たっては散布機種に適合した散布装置を使用してください。 ・ 事前に薬剤の物理性に合わせて散布装置のメタリング開度を調整してください。 ・ 散布薬剤の飛散によって他の植物に影響を与えないよう散布区域の選定に注意し、散布装置のインペラの回転数を調整し、圃場の端から5m離れた位置から圃場内に散布してください。 ・水源池、飲料用水などに本剤が流入しないように十分注意してください。■散布後に多量の降雨が予想される場合は除草効果が低下することがあるので、使用をさけてください。■前処理剤との体系で使用し、雑草の発生状況をよく確認し、時期を失しないように散布してください。■下記のような条件では薬害が発生するおそれがあるので使用をさけてください。 ・ 砂質土壌の水田及び漏水田(減水深2cm/日以上) ・ 軟弱な苗を移植した水田 ・ 極端な浅植の水田及び浮き苗の多い水田 ・稲の根が露出している水田■処理後数日間著しい高温が続く場合、初期生育が抑制されることがありますが、一過性のもので次第に回復し、その後の生育に対する影響は認められていません。■本剤はその殺草特性からいぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これら作物の生育期に隣接田で使用する場合は、十分注意してください。■空袋等は圃場などに放置せず、環境に影響のないよう適切に処理してください。■散布田の水田水を他の作物に灌水しないでください。■河川、湖沼、地下水等を汚染しないよう、水管理は適正に行ってください。■本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意するほか、別途提供されている技術情報も参考にして使用してください。特に初めて使用する場合や、異常気象時は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。