2つの人気シリーズが意欲的な融合 打点ブレへの強さは、さらなるレベルに オデッセイでいま大人気となっている2つのシリーズが、さらなる性能を求めて融合し、新たな製品として発売されることとなりました。「Ai-ONE TRI-BEAMパター」と名づけられたニューモデルは、Ai-ONEパターからAI設計のインサート、TRI-BEAMパターからトライアングル形状のラケットホーゼルを継承し、オフセンターヒット時のボールスピードのロスとフェース向きのブレを同時に抑制。プレーヤーは、どのようなストローク、インパクトであっても、かつてなかったほど安定したボールの転がりと方向性を手にすることができるようになりました。加えて、テクノロジーを目で楽しむことのできる画期的なポリカーボネート製ウィンドウも、バックフェースやソールに設置。ラインアップには8機種が用意され、すべてに、スチール製でありながら軽量化と低トルク化を両立したSTROKE LAB 90シャフトを装着しています。AIインサートでボールスピードの低下を抑制 「Ai-ONE TRI-BEAMパター」のフェース面には、Ai-ONEパターで初登場となったAI設計のインサートが搭載されています。樹脂で製作された表側と、AIが考え出した複雑な隆起を持つアルミ製の裏側という2層構造となっており、裏側の形状の効果で、オフセンターヒットしてもボールスピードの低下が最小限に抑えられます。このインサートは従来のパターよりも21%寄るデータが実証されています。一方の表側の樹脂には、ホワイト・ホットインサートの打感、打音に近づけるべく、多くの溝を設置。実際のフィーリングもホワイト・ホットインサートと同等のレベルになっています。 裏側の形状が見えるポリカーボネートのウィンドウも採用 「Ai-ONE TRI-BEAMパター」では、Ai-ONEパターと同様に、これまでのクラブやパターにはなかった、よりテクノロジーの違いを楽しむことのできる処理も導入されています。ブレードタイプではバックフェース、マレットタイプではソールに、透明なポリカーボネートの窓を設置。このウィンドウを通して、インサート裏側に形成されたAI設計の複雑な隆起を見ることができるようになっています。 ラケットホーゼルがミスヒットでもフェース向きをブレさせない 「Ai-ONE TRI-BEAMパター」がTRI-BEAMパターから踏襲したのが、独特のトライアングル形状をしたラケットホーゼルです。ラケットホーゼルは、従来のネック以上にヘッドの広い範囲を支えるスタイルとなっているため、オフセンターヒット時のヘッドのブレに対して強さを発揮します。テニスラケットを例にするとわかりやすく、フェース部分とグリップ部分の間のシャフトが2本に分かれているもののほうが、シングルのものよりも、スイートスポットを外したときのフェース面のねじれが少なく、ボールをコントロールしやすいと言われています。なおラケットホーゼルは、ヘッドの重心位置が上がることのないよう、通常のクランクホーゼルと変わらない重量でつくられており、トライアングルのヒール側が垂直に真っすぐ立ち上げられていることで、違和感なく構えることもできます。 ステンレススチールのボディに濃紺のPVD仕上げ 「Ai-ONE TRI-BEAMパター」のボディはステンレススチール製で、ヘッド仕上げはAi-ONEパター、TRI-BEAMパター同様に濃紺のPVDとなっています。また、慣性モーメントを高めるべく、2-BALLタイプではソール後端、その他のモデルではソールのトウ・ヒールにソールウェイトが設置されています。 Ai-ONEパターで初登場のSTROKE LAB 90シャフトを採用 「Ai-ONE TRI-BEAMパター」では、Ai-ONEパターに合わせて登場した、すべてスチールでつくられているSTROKE LAB 90シャフトが採用されました。従来のSTROKE LABシャフトはスチールとカーボンの複合シャフトでしたが、ツアープレーヤーからは、「スチールのシャフトがいい」という声が出ていた一方、「でも、STROKE LABシャフトの安定感も欲しい」というフィードバックがあり、それを受けて開発されたものです。STROKE LAB 90シャフトは、スチールで90g台の軽量さを実現しつつ、バット部を従来のSTROKE LABシャフトと同じ太さにしたことでトルクを低減。ストローク中のシャフトの無駄な動きを防ぎます。また、手元側のシャフト内部にはカウンターウェイトも搭載しており、ストローク時のパター全体の慣性モーメントを高めています。 2-BALLタイプも含めて8機種をラインアップ 「Ai-ONE TRI-BEAMパター」のラインアップは全8種類。ブレードの「#1」と「#2」、小型マレットの「#5」、ツノ型の「#7」、幅の広いブレードの「DOUBLE WIDE」と、そのセンターシャフトタイプである「DOUBLE WIDE CS」、オデッセイを代表するモデルの1つである「2-BALL」と、そのセンターシャフトタイプである「2-BALL CS」という顔ぶれです。